12 September 2008

志学 数学

東京大学の伊原先生という方が、研究者が気をつけるべきことがらについて、自身の体験をまじえながら述べている本です。全四章構成で、第一章では駆けだしから一人前の研究者になるまでをいくつかのステップに分け、それぞれの段階で気をつけること。第二章は発表を聞く・する際について。第三章は論文を書く際について。第四章はおまけ的な章で、随想が四編おさめられています。

大学での講義をもとにしてつくられた本だけあって、話し言葉のようなくだけた文体です。ですので、話としてはおもしろそうなんですが、文章としては若干読みづらいです。逆にこの方の講義は聴いてみたいなと思いました。

内容はためになることが多いので、おそらく経験をつんだ研究者や教授などが読むと、「そうそう!そうなんだよ!」と共感できるポイントが多いと思います。ただ前述のような文体のせいもあってか、これから研究の道へ飛び込もうとしている学生にとっては、いまいちピンとこないかもしれません(僕はそうでした)。