Google JavaScript Style Guide 和訳
Google で使われている JavaScript のコーディング規約があったので, 読んでみたついでに訳してみました. 面白そうだったのと, ライセンスがクリエイティブ・コモンズなので勝手に訳しても問題なさそうだったのが理由です.
Google JavaScript Style Guide 和訳
間違い, typo いろいろあると思うので, フィードバックしていただけると幸いです. また一部未訳の部分があります (JSDoc のリファレンスや JavaScript の型の説明など優先度が低いと判断した部分).
訳している途中 "@const" というはじめて見るアノテーションや, コンパイルという単語がちらほら出てきていてなんだろうと思っていたんですが, Google ではそもそも, コードのコメントの中に JSDoc (JavaDoc の JS 版のようなもの) でドキュメントを書き, できたコードは Closure Compiler でコンパイルするという, JSDoc + Closure Compiler の流れが前提としてあるようです. やたら引数の型を指定していたり, プロパティ・メソッドを private, protected にするなどの話題が出ていて, どうやるんだろうと疑問だったんですが, Closure Compiler を使うと関数の引数・返り値に型を設定して型チェックを行ったり, プロパティやメソッドをプライベートにしたりなどができるようになるそうで, これは知りませんでした. かなりクラスベースのオブジェクト指向の考え方をとっているのが印象的で, やはり複数人で大きなコードを書くときは, クラスベースの考え方の方がベターなのかなと考えたりしました.
関係ないですが, 始める前は詳細を閉じたまま全体を眺めていて, すぐできるだろうと判断し, 訳し始めたんですが, 矢印ボタンを押して詳細を広げてみると最後の方に大きな項目がたくさんあって涙目でした. こんなに長くなるとは思っていなかったので, 和訳も1ページにすべて詰め込んでしまいました. あとでファイルを分割するかもしれません.