Google JavaScript Style Guilde をリビジョン 2.64 にあわせて修正しました
Google JavaScript Style Guide 和訳 — Google JavaScript Style Guide 和訳
またもや一ヶ月くらい放置してしまったのですが, Google JavaScript Style Guilde がアップデートされていたので訳文もそれに追従しました
今回の変更は最近の js エンジンの最適化方法にあわせた修正がいくつかあったのが印象的でした
- オブジェクトのプロパティ定義について, v8 による最適化を考慮した記述を推奨してパフォーマンス低下を防ぐようになっていました.
- 同様にパフォーマンスの観点からオブジェクトのプロパティを消す際は `delete` を使うのではなく `null` を代入する方式が推奨されていました
- オブジェクトのプロパティの数が変わることの最適化への悪影響が大きいそうです
- 文字列の組立について, `+=` でつなげるよりも配列を join したほうが IE で高速であるとして今までは推奨していましたが, このセクションがごっそりなくなりました.
その他は説明の詳細化, typo の直しなど細々とした修正でした.
- 定数の命名規約の説明の詳細化
- 名前付けの規約に名前空間とファイル名が追加
- `goog.scope` を使ったプロパティのエイリアスについての規約を追加. closure を使わない場合はあまり関係がありません.
- コメントについて. トップレベルコメントからコピーライトや作者情報を省くなど.
- その他 closure, jsdoc まわりの説明の修正など
- 原文の diff
- 訳文の diff