MRAID とは
MRAID and its impact on rich media mobile advertising GoMo News
去年の 11 月と古い記事。いまは新しい MRAID の仕様もあったと思うので当時よりもより状況は良くなっていると思うが、方向性は参考になると思う。
MRAID とは何か
MRAID は IAB と ORMMA によって作られたガイドライン。”Mobile Rich Media Ad Interface Definitions” の頭文字。ユニバーサルな SDK を作り App の中でリッチメディアキャンペーンを行うためのインストラクション。リッチメディアとは広告枠がエキスパンドしたりオーディエンスがインタラクションできるような広告のこと。
MRAID は広告主にとってなぜ重要なのか
多くのパブリッシャーの App にわたって広範なキャンペーンができるから。仕様にそって作れば対応しているメディアに出せる。
MRAID は何を変えるか
それぞればらばらになっている業界に統一規格を持ち込んで、いろいろなアドネットワークなどにまたがったキャンペーンができるようになる。また、例えばエキスパンドした広告を閉じるボタンの位置が統一されるなど、コンシューマに一貫した UI を提供できる。コンシューマもパブリッシャーも Happy。
できないことや懸念
- アドテクの進歩は早い。 IAB はついていけるだろうか
- 仕様策定のコントリビューションはほとんど US からでヨーロッパとアジアは少ししかない。グローバルスタンダードになれるだろうか
- 現在のブラウザ上のリッチメディア広告の多くは HTML5 + JavaScript 出できているが、MRAID はこの部分の考慮が全く抜けている。
このガイドラインに対してシリアスなのは誰?
代理店、広告主、ネットワーク、セールスハウス、アドサーバはこのガイドラインの影響を受ける。
まとめ
IAB が多くのベンダー、ネットワーク、セールスハウスを巻き込んで彼らの SDK が MRAID に対応すれば、リッチメディアキャンペーンの集約ができ、ブランドはより大きく効果的でインパクトのあるモバイルキャンペーンをうつことができるようになる。
これは正しい方向へのすばらしいスタートだ。